tegamiya’s diary

手紙屋のつぶやきです。

話す感覚の手紙

手紙というと

あの、賢まった、手紙ならではの

文章語を書かなければならないもの

と、かつては思っていました。

 

いろんな方とやりとりさせて

いただく中で

ハガキや便箋が語りかけてきている

そんな語り文体の手紙も

たくさんいただきました。

 

こないだはありがとう。

おなかがよじれるくらい笑って

今、筋肉痛です(笑)

次は何食べに行こうかね?

中華のフルコースか

サムギョプサルか。

ヨダレが出そうだ!

 

では、また。

 

こんな感じの手紙だったり

ハガキだったり。

 

軽い感じで

何度も読みたくなって

持ち歩いて

本の栞にしたりして。

 

何度も読み返したり

持っていたくなるような

手紙やハガキは

こんな軽いタッチなのかも

しれません。

大切なこと

話を聴いてくれない

◯◯してくれない

内緒の話をしたのに

アドバイスがそれほどない

などなどなど。

 

人は好意で

時間を割いて

話を聞いてくれたり

相談にのってくれたり

アドバイスしてくれる

ということに気づかないと

こういう発言になります。

 

教えてくれて当たり前

応援してくれて当たり前。

 

その姿勢で歳を重ねると

周りが離れてしまって

いつかひとりぼっちになる

ときが来てしまう

 

それが見えたから

少ししか◯◯してくれない

のではなく

してくださったことに感謝

人に寄りかかり、助けてもらって

いながら

◯◯してくれない、とは

傲慢です

周りが離れていきますよ

と伝えてみました。

 

返事はありません。

 

相手を思うからこその

辛口は

愛あるダメだし。

 

大人になると

誰も教えてくれないし

何も言わぬまま

関わらなくなるのが常。

 

厳しいアドバイス

受け止めて

前に進めるか。

 

人生の岐路にいる友人を

親心で

叱咤激励したいのです。

書く練習

40代半ばの知人からの

メール。

 

かなり長文なのですが、

区切りが少なく

主語も省かれることが多い

ので

イマイチ意味がつかみきれず。

 

読んだ後

もやっとします。

 

職場の上司にも

本を読め

文章の練習をしろ!

と言われたそうです。

 

私も今年のはじめ

3カ月にわたり

文章のコーチングを

受けました。

 

文章って深い。

 

書く相手によっても

内容やノリも違ってきます。

 

手紙を書くことで気づく

相手に対する想い。

 

メール、LINEなど

書くことが増えた今

書く練習は

誰もがやるべきことかも

しれないと思う

今日この頃です。

残暑お伺い申し上げます

昨日は残暑お伺いと

お礼のハガキを書いていたら

うっかり更新しそびれてしまいました。

 

残暑お見舞い申し上げます

とずっと書いていたのですが

残暑お伺い申し上げます

の方がより丁寧だと知り

最近は

残暑お伺い申し上げます

と書くようにしています。

 

手書きは

スマホのLINEやメールと違い

間違えたところだけ消す

とか

コピペ

というのはできないので

手間はかかりますが

投函したときの

清々しさがなんともいえず

書きたくなるのです。

 

今朝は

記念切手を買い

また書きたくなっています。

 

個人的趣味ですが

それでも思い入れを持てない人

には意欲がわかないので

 

これもひとつの愛情表現です。

文章から滲みでる人柄

お会いしなくとも

文章だけのやりとりで

人柄が手に取るようにわかる

ようになってきました。

 

文章だけのお付き合いの方

との場合

相手が見えないからこそ

やりとりの中でピンと来た

直感を大切にします。

 

少しでも嫌な予感がしたときは

関わるのをやめる。

 

逆の立場で

自分が相手の方に不快感を与え

シャットアウトされないように

気をつけなければと

戒めの気持ちを込めて。

 

 

大先輩からの手紙

手紙が好きになった

ターニングポイントは

何度かあるのですが

 

大学時代

同窓会の大先輩や恩師

大学関係者の方々とご縁をいただき

親よりも年上で祖父母世代の方々

からも手紙をいただきました。

 

普段は接点のない世代の方々。

便箋から文体、文字に至るまで

20代になったばかりの私には

初めてばかりでした。

ときには達筆過ぎて読めないことも。

 

解読するような気持ちで

拝読したお手紙には

言い回しや表現方法

言葉の使い方など

たくさん勉強させていただいて

そのうちに

手紙の魅力に引き込まれて

ゆきました。

 

夢中になる手紙。

 

大先輩方がくださったのは

そういうお手紙でした。

 

手紙屋起動

手紙に教えられ支えられてきた

33年。

そして先日再会した

手紙屋という本。

 

手紙屋になって

最初にやりたかったのは

就職活動中の学生さんの

自己分析の伴走。

 

私は学生時代

自己分析で挫折し

企業研究もしないまま

華やかさだけで入社試験を受け

ブラック企業へ。

 

ブラック企業を踏み台に

出来たのは

手紙のおかげ。

手紙がなければ

留学することも

再就職することも

できなかっただろうなと。

 

もがいてる人

堂々巡りしてる人

一歩踏み出して。

 

数年後

あのとき

やっておいて良かったって

必ず思うから。

 

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